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Profile

after 311

後藤 浩之(1980年11月12日生まれ)

京都大学防災研究所 准教授(2015 - )

京都大学防災研究所 助教(2007 - 2014)


所属

京都大学防災研究所

地震災害研究部門 耐震基礎研究分野

(協力講座:都市社会工学専攻 都市国土管理工学講座)


学歴

2006    京都大学工学研究科都市社会工学専攻 博士学位取得

2005    京都大学工学研究科都市社会工学専攻 修士取得

2003    京都大学工学部地球工学科 卒業

1999    大阪府立北野高校卒業


研究内容

 地震工学に関わる話題として,地震の発生機構から構造物の応答までの幅広い研究をしています.トピックに応じて,地震学的なアプローチや応用力学的アプローチを取ります.最近取り扱ったトピックをいくつか挙げます.

- 震源断層の破壊過程の分析・解析

 地震が発生する時の断層の動き方を,力学的観点から理論的に研究しています.断層運動が地表に達するような地震を地表断層地震,達しないような地震を潜在断層地震と呼びます.印象的には,地表断層地震の方が大きな揺れになると思われますが,同じ規模の地震で考えると,実は潜在断層地震の方が大きな揺れになります.最近,この違いを導く力学的な背景について,解析的なアプローチで研究しました


- 多様な物理探査手法・地震観測を利用した地盤構造の分析

 地震の揺れは場所によって異なります.柔らかい堆積層の上では揺れが増幅してよく揺れますし,硬い地盤の上ではあまりよく揺れません.この違いを調べるためには,様々な調査手法を使って,ひとつひとつ調べていくことが重要となります.最近,宮城県大崎市の古川地区で,非常に高密度に地震計を設置したプロジェクトを行っています.これにより,今まで知られていなかった市街地での細かな揺れの違いをはっきりと観察することができるようになりました.


- 動的問題における合理的な数値解析法の開発

 計算機パワーの向上によって,様々な問題を計算機上で解くことが出来るようになりました.ところが,地震が関わるような動的問題は,空間3次元に時間1次元を加えた4次元空間を扱う問題です.さらに,亀裂の発生を取り扱うようなミクロ構造に着目した現象を地球規模のスケールで取り扱う,という例のように,現在でも計算上挑戦的な問題も数多くあります.このため,様々なアイデアを組み込んだ新しい数値解析法(これとかこれ)を提案して,現在解くことのできる問題を広げることを目指しています.


- 地盤を伝わる地震波の分析・解析

 地震の波は地盤を伝わる時に非常に複雑に変化します.この現象を理解するためには,地震波の伝播現象そのものを理論的に考察する必要があります.最近,Normalized Energy Densityというとても魅力的な性質をもつ地震波の特徴を見つけました.これを利用すると,非常に幅広い工学的な応用が期待できます.


- 構造材料・地盤材料の破壊性状に関する分析・解析

 地盤を構成する材料は単純に振る舞うのではなく,与えた力に対してとても複雑に非線形に挙動します.地震の揺れを受けた地盤材料の挙動を理解するためには,この材料そのものの振る舞いを定量的に理解することが重要だと考えています.最近では,地盤材料の引張り特性や重力の動的な作用に着目して,地震後に見られる様々な現象を理解するための研究を進めています.

    → 論文などはPublications


所属学会

土木学会,日本地震学会,地盤工学会,日本地震工学会,日本自然災害学会

SSA(アメリカ地震学会)


所属研究会等

関西地震観測研究協議会,関西ライフライン研究会,若手地震工学研究者の会


地震被害調査

 地震発生後に現場で被害調査を行います.調査結果は様々な媒体(緊急報告会,報告書など)で報告しています.例えば,2011年東北地方太平洋沖地震について以下のような報告(解説)をしたことがあります.

    → その他の過去の調査速報などはEarthquakeで.


受賞

平成26年度 地盤工学会 研究奨励賞
   「(2011年東北地方太平洋沖地震における地震動特性」


競争的資金

2016 - 2017    関西エネルギー・リサイクル科学研究振興財団
   「ネットワーク脆弱サイト特定に向けた地盤増幅特性のポータブル型非破壊試験機の開発」

2015 - 2016    近畿建設協会 研究助成
   「地震時盛土堤体に発生する開口クラック抑止策の検討」

2013 - 2016    科研費・若手研究(A)
   「地盤震動評価法を変革する新しい物理量NEDの現地計測」

2010 - 2012    科研費・若手研究(B)
   「断層極近傍の塑性化に伴う特徴的な地震動の生成メカニズムの分析」

2007 - 2009    科研費・若手研究(スタートアップ)
   「FEM解-BIEM解融合法による不均質地盤内の断層破壊解析手法の開発」

2007 - 2007    2007年度JSPS国際学会等派遣事業

2005 - 2007    科研費・特別研究員奨励費
   「動力学的震源モデルを用いた短周期地震動(耐震設計地震動)の高精度再現手法の開発」


担当授業

工学部 地球工学科 関係

  • 情報基礎(工学)(1年生後期配当科目,分担3回)
  • 工業数学B2(土木コース)(3年生前期配当科目)
  • 土質実験及び演習(Experiments on Soil Mechanics and Exersices)(3年生前期配当科目,分担7回)
  • 耐震耐風設計論(3年生後期配当科目,分担8回(うち国際コース4回))
  • 構造実験・解析演習(3年生後期配当科目,分担6回)

工学研究科 都市社会工学専攻 関係

  • 都市社会情報論(1年生前期配当科目,分担1回)
  • キャップストーンプロジェクト(1年生通年配当科目)
  • サイスミックシミュレーション演習(1年生後期配当科目,分担3回)

    → 詳細はLecture



居場所

 京都大学宇治キャンパスに研究室がありますのでこちらによくいます.最近は古川高密度地震観測プロジェクトに関わっていますので,大崎市古川にもよく行きます.


メインマシン

 メインマシンがMacになりつつあります.元々はLinux(Debian系列)をよく利用していました.Windowsは特別な用途に使います.


好きな物

 おいしいコーヒーを歓迎しています.

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